僕にはどうしようもない
自分の可能性を広げるワーク(取り戻しワーク・マネーワークとも言います)を受けた時に発見した僕が恐れている状況です。
幼い頃、「どうしようもない」と感じる体験がありました。その経験が心に残り、以来自分でも無意識のうちに「どうしようもない」状況になるのが怖くなっていました。
その恐れから逃れるように、体を鍛えたり、学び、知識を身につけたりしてきました。
その苦い体験はパワーにもなるので、悪くだけではないのですが、過剰に影響を受けるとよくない。みたい
これは、僕が提供した「取り戻しワーク(マネーワーク)」での、ある失敗談です。
ある企業でマネーワークを実施したときのことです。
お金にまつわる思い込み(投影)を探る質問をしていたのですが、ある若者がなかなか本音を話してくれませんでした。
僕の目には、その子が何かを隠しているように見えていました。
企業さんから報酬をいただいていましたし、社長さんの力になりたい気持ちもありました。
だから「何とか本音を引き出さなきゃ」と、いろんな角度から掘り下げようとしました。
その時は「ある程度うまくいったかな」と思っていたのですが、後日、その若者が「実はしんどくなっていた」と聞いて、とても申し訳ない気持ちになりました。
今思えば、これは僕自身の「どうしようもない状況」への過剰な恐れが原因だったと気づけます。
「相手が心を開かない」→成果をだせない=「自分にはどうしようもできない」ことに直面したとき、それを受け入れることが僕にはできなかったんです。
先月ナーディアの取り戻しワークを見て、そのことに気づくことができました。
彼女は僕よりずっと深いコーチングができるのに、心を開かない参加者に対して無理に掘り下げたりせず、相手の準備が整うのを待っていました。
時には「今はタイミングではないので、一旦ここで終わりましょう」とワークを終わらせたりもしていました。
僕にはこれができなかった。というか、このワークを中断した時もドキドキしました。
というのも、ナーディアがコーチングしてくれているのですが、今回の取り戻しワークを主催したのは僕で、来てくれた参加者さん全員に「よかった!」と思って帰ってもらいたいという気持ちが強かったからです。
なので、この時も「えー!大丈夫??今もっと深掘りできないの??」って心の中で冷や汗かいてました。
結局、僕はほとんど何もしていないのに、2泊3日のワークのあと、ナーディアよりもクタクタになっていました。
なんで僕の方が疲れてるんやろう?と考えていた時に、僕には「失敗する覚悟」がなかったことに気づいたんです。
自分に覚悟がなかった原因を深掘りしている時に、
以前受けた取り戻しワークで【僕にはどうしようもないことがある】というテーマを思い出しました。
このテーマとしっかり向き合えてなかったことがわかりました。
僕は、【やれるだけやって(最後に)それでも無理なものは仕方ない。】と思える覚悟はあるのですが、
やれることをやりきっていないタイミングで【今はどうしようもないな】と区切ることはできないことがわかりました。
【僕にはどうしようもない】と向き合ってみようと決意したという話です。
ちなみに、2泊3日のワークは大成功に終わりました!
ほとんどの参加者さんから、後日「受けてよかった」と喜びのメッセージをいただいています。
来年も開催予定ですので、ご興味のある方はぜひご連絡ください(^^)