守破離は成長過程の話として広く知られています。
守破離は物事を学ぶ時の姿勢として、成長していく側の「育ち方」という認識が強いですが、
今日は成長を見守る側(経営者)からの「任せ方」という視点で守破離についてブログを書きます。
~~~お客様から後継者さんについての相談がありました。~~~
後継者さんはとても真面目な方で、
これまで先代の敷いたレールを一生懸命走ってきたような印象の方です。
僕の目には、最近殻を破ろうともがいているように見えています。
先代さんの目にもそう映っているようで、
今、守破離の「破」なんだろうな。という話をしました。
「破」の状態とはどんな状態でしょうか?
この「破」の状態について意見を交わしました。
先代さんは「破」を、“自分を超えていく状態”とイメージされていました。
僕は少し違って、「破」の状態は、殻を破ろうともがいている状態ではないか
というイメージをお伝えしました。
先代の真似をして動いていたら、間違いがないのかもしれない
「守」を超えて自分らしく動き出したときにはつまづく、迷う、うまくいかない
その状態が「破」ではないでしょうか?
失敗を許されないと、「破」はできなくなってしまう。
僕も事業承継をしたときに、たくさんの挑戦と失敗をさせてもらいました。
おかげで先代の経営から「離」ができたと思っています。
「破」をしてみて失敗したら「守」に戻るのもいい
でも、
「破」をしてみて失敗して、さらにチャレンジしていくことも大きな目で見守ってあげてもらえませんか?
という話をさせてもらいました。
~~~渡すのか、任せるのか、託すのか~~~
これは事業承継だけに限りません。
何か仕事を任せるときには「守」をしてもらうという仕事の“渡し方”もあるし、
失敗することを含めて、成長を期待して
「破」のイメージの仕事の“任せ方”もあると思います
「離」になると、もう自分の手は離れるから任せるというよりも、
“託す”になるんじゃないかな
~~~部下に仕事を任せるとき~~~
「考えてやってみてよ」と言いながら、
心の中では「守」をしてほしいと思っている方をよく見ます。
「破」をしてもらうには、任せる人の中にある
・失敗するとお客様が離れてしまうかもしれない
・いままで培ってきたやり方を壊されるかもしれない
・自分が正しいと思ってきたことが否定されるかもしれない
という怖れと向き合う必要があります。
仕事を任せる前に、任せる側が
失敗されることへの怖れと向き合う時間を持ってみてもいいかもしれません。
今までのやり方を変えていってもらえることが楽しい
変わっていく過程のつまづきも成長と捉えて
見守ることが組織を育てる醍醐味
と感じることができるような任せ方ができたら、経営はもっと楽しくなる
とうちのスタッフを見ていて感じています
僕の思っている方向と違うところに向かい出す時にはハラハラしますし、
進んでいないときにはヤキモキもしますが、
長い目でみると、それも必要なことだったとわかるようになりました。
~~~「離」は任せるではなく、託す~~~
託すということは、
自分の正解が通用しなくなる未来を受け入れること。
それが怖いから、
経営者は“破”の段階で止めてしまう。
失敗させないことを、
愛情だと思ってしまう。
でも本当は、
自分を守っているだけかもしれません。
~~~失敗を許せない経営は、成長も止めてしまう~~~
失敗をさせてあげることができなくて、成長が止まるのは、、
部下の限界ではなく、
経営者の限界なのかもしれません。
“失敗をなくす”ではなく、
“失敗を見守る覚悟を持つ”ことができたとき
はじめて「任せた」と言えるのかもしれません。
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