ソースは能力では決まらない

あすなろでは、3S(整理・整頓・清掃)を導入してからもう8年ほど経ちます。

3Sを始めようと思ったきっかけは、いろんな経営者の本を読んでいる中で「3Sを大切にしている」という共通点があったことです。

3Sは特別なスキルが必要なく、誰にでもできる。何より他の改善手法に比べて身近に感じられました。

実際、当時の事務所では「何がどこにあるのか」がバラバラで、探し物が多かった。

「これをなんとかすれば、仕事の効率が上がるかもしれない」と思い、3Sを始めることにしました。

🔷ところが、僕自身は整理整頓が苦手。

最初は「みんなで掃除しよう!」と声をかけて無理やり進めていました。

でも、片付いた状態は長続きせず、みんなも嫌々やっている感じ。特に僕が(笑)

これは何かやり方が違う気がすると思って3Sのコンサルに来てもらうことにしました。

そのついでに、整理整頓が苦手な僕では説得力がないと思ったので、掃除機を丁寧にしてくれる辻本さんに3Sの担当をお願いしました。

(このときは「能力のある人に任せればうまくいく」と考えていました)

「3Sをやる目的も考えてほしい」と伝えて、整理整頓だけでなく、その目的づくりも任せました。

最初は目的も考えてくれてたのですが、3Sが浸透するにつれ、整理整頓するだけではく、「辻本さんが3Sを通して実現したいことは何?」という表面的ではない動機に触れるようになりました。

深い領域になると、「3Sしてくれ」と丸投げされて実行してくれていた辻本さんは困ります。

そもそも辻本さんにとって3Sは「自分がやりたくて始めたこと」ではなかったからです。

だから、深い動機が問われるようになると、悩んでしまう。

この2年間、辻本さんは「答えは自分の中にあるはず」とずっと苦しんでくれていました。

本当に申し訳ない気持ちです。

ソース原理を学んで、やっと気づけた

今回ソース原理を学んで、3Sのソース【源】は最初に「やろう」と動き出した僕だったということが明確になりました。

そして、ソースの承継ができていないこともわかりました。

ソースの承継もなくやることだけを任せても、任された方はしんどいと思います。

辻本さん、すみませんでした。

今回の3Sの取り組みからとソース原理の学びは、

能力がある、向いている、情熱がある、主として動いている人

がソースだと思いがちですが、ソースとなる人はあくまでも【最初の一歩を踏み出した人】です。

※仕事ができる人や、管理できる人ではない

なぜから、ソースに求められていることは、下のみっつのことで、仕事ができることではないからです。

1・不確実な中でも動き出す

2・次の一歩を明確にする

3・領域を守る

そして「ソースの承継」にも、ルールと方法があります。

ソースの承継については次回のブログでお伝えします^_^

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