ソース原理の7つのポイントの5つめ『ソースの病理』には、2つのタイプがあります。
【怠け者】と【暴君】です。
■【ソースの暴君】とは?
一言でいえば、やりすぎる人のこと。
たとえば…
「自分の考えが正解だ!」と強く信じて他の意見を聞けなかったり、
部下が自主的に動こうとした時に、「それじゃ甘い!」と口を出しすぎる人。
上司あるあるですよね。
部下としては、自分で考える意味を見失ってしまったり、やる気をなくしてしまいます。
せっかく自主的に進めていたとしても、最後にやることをひっくり返されると、心の中で「じゃあ最初から自分でやったらええやん…」と思っちゃいます。
それでも本人【暴君】は、「部下が自主的に動かない」と思ってたりします。
■【ソースの怠け者】とは?
こちらはその逆で、何もしなさすぎる人です。
よくあるのが、
「部下の自主性に任せる」と良い風なことを言うけど、自分からは行動しない。というような無気力な怠け者や、
責任をとることから逃げて部下がリスクをとることを避ける臆病者に見える怠け者。
■どっちも困る!でも大切なのは「意識してるかどうか」
【暴君】も【怠け者】も、どちらも良くないですよね。
やりすぎても良くないし、やらなさすぎても良くない。となりそうです。
もちろん、いい按配のバランスが大事なのですが、
もっと大事なのは、【意識的に暴君(怠け者)である】か、【無意識に暴君(怠け者)であるか】ということなんです。
■必要に応じて、暴君にも怠け者にもなれることが肝心
【意識的に暴君】になれると強い意志で判断できたり、厳格な面を見せることになります。
【意識的に怠け者】になれると、寛大であったり、他人の失敗を大目にみることができます。
よく見かけるのが、
「任せてるつもりで怠け者」
と
「任せてるつもりで暴君」
です。
あなたは
【無意識に暴君】ですか?
【意識的に暴君】ですか?
【無意識に怠け者】ですか?
【意識的に怠け者】ですか?