【依存している=自立していない】というわけではない

マネーバイアスという本を読みました

お金に関する捉われをいろんな角度から解してくれる本でした。

面白かったです。

衝撃的な一文は、

「お金持ちというのは往々にして、お金をたくさん持っている貧しい人にすぎない」

アリストテレス・オナシス

「最高の商品やサービスが最高の利益をもたらす」これが本当だったらいいですが、残念ながらそうではありません。

でした。

その中で、自己啓発系の話しになるのですが、気に入った文章がありましたので今日のブログに転用させてもらいます^_^

「自立」の反対は「依存」かというと、そのようなシンプルな問題ではありません。

依存とは、人生における現実です。人生は人と人が依存し合うことによって織りなされるものです。私たちは誰にも頼らず一人でできることはほとんどありません。これこそが人生の恵みです。

この依存し合う関係こそが、人生を豊かで意味あるものにしてくれるのです。

私はこの本を読んでいるあなたに依存しています。あなたがいなければ、この本を書くことに何の意味もありません。

そして、私もあなたから依存されているなら幸せです。私が数十年かけて探求してきたお金への知見があなたの役に立ちますように。

こうして、私たちはともに豊かになっていくのです。

自立は依存とは矛盾するものではありません。逆説的ですが、自立とはむしろ依存することによって支えられているのです。

人々が織りなす賜物としての才能や能力に喜んで依存する、「他者を支え、他者からも支えられている」というつながりを確信した時、私たちは本当の自立に至ることができるのです。

自立と依存の意味を取り違えて、このつながりから自分を切り離そうとすると、私たちは孤独に陥り、自立心も生きる目的も薄れてしまいます。

お金は人と人との間で行われる交換において、重要な役割を担っています。本当に良いお金の使い方をすれば、その交換を通じてお互いの関係性が育まれ、より多くの質の高い交換へと発展します。

一方で悪いお金の使い方をすれば、逆にお金が対立の引き金になることもあります。

ただ、いずれの場合も、お金そのものが幸福や不幸をもたらしているわけではありません。幸福や不幸の原因をお金のせいにしたときに、私たちは「お金に依存している」と取り違えるのです。

まとめましょう。

「依存」は私たちのあらゆる関係の中に存在しています。お金はこれらの関係において一つの役割を果たしているかもしれませんが、お金そのものが「依存」を生み出しているわけではありません。

そして、私たちが人との関わりの中で自立が欠けてしまうのは、「他者に過剰に依存している」のではなく、「自分の自立心が育っていない」からです!

僕は会社でも、自分が幸せになるために周りの人を幸せにする。と話していますが、それも依存関係なんやなぁと思いました。

依存することが幸せにつながるんやなぁと。

それでいいんやなぁと思いました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次