計画した人と、動く人が違う経営には落とし穴がある

PDCAサイクルは少し経営を勉強した人はみんな知っているくらい有名です。

最近、このPDCAサイクルについて疑問に思うようになりました。

PDCAサイクルとはGoogleのAIさんの回答では

「計画(Plan)→ 実行(Do)→ 評価(Check)→ 改善(Action)」の4つのステップを循環させる手法です。

このPDCAサイクルは、
それぞれの段階で関わる人が異なることが問題だと思っています

P(計画)を立てるのは経営者(幹部)
D(実行)するのは現場のスタッフ
C(チェック)は管理職・経営者
A(改善)も考えるのは経営者

経営者が立てた計画を、現場が実行する
これは普通にできると思いがちですが、実は、なかなか難しい

考えた人が違うからです

経営者の考えたことを100%実行できる人はほとんどいません。

もし仮に、100%できる人がいたら、
その人は会社からいなくなります。

その人は経営者よりも器が大きいからです

経営者が考えた計画だから、やる
ということは、「言われたことをする」程度でしかやりません。

~~~

6年ほど前に、領収書をPDFで読み取って、
読み取ったデータを入力代行会社に転送したら「1仕訳いくら(値段は忘れました)」という料金で入力してもらえるという会計事務所向けのサービスを発見した時のことです。

スタッフみんなが会計入力に使っている時間が短縮できたらいいなと思って、
みんなに提案しました。

領収書を読み取るのもコピー機だと時間がかかるので、
形が違う領収書でも、重ねて置いたら読みとってくれるスキャナーも買いました。

そこまで用意してスタッフさんに「これやろう」と言ったとき
どうなったと思いますか?

「誰も使わなかった」です。
衝撃ですよね

やらなかった理由は
「スキャンの設定が難しい」
「設定するくらいなら入力するほうが早い」
「そんなことしてたら、また仕事が増える」
そんな感じで早々に挫折しました。

唯一設定までして一度実行した大浦も
「入力してくれた内容の精度が高くない」
「余計時間がかかった」
との理由で一回でやらなくなりました。

少し不具合がでたら、やめる
やらされでやったときは、こんな結果に終わりました。

あの時の僕は
「いい仕組みを用意したのに、なぜ使わない?」
「一回目の手間を惜しまずに工夫したら、絶対楽になるのに」
とモヤモヤしていましたが、
みんなやってくれないので諦めました。

~~~

去年、会計ソフト会社の人が、自動でデータを読み取る機能がある
という提案をスタッフさんにしてくれました。

その時のスタッフさんたちの反応は
「めっちゃすごい!」
「これやっていこう!」
「どうやって領収書を読み取ろう?」
と大騒ぎ

「5年前に言いましたけどね~」と伝えると
「あ!そういえば読み取るスキャナーどこかにありましたね!」
という素直な反応(笑)

で、ここからが違うんです

5年前は「難しい」とすぐに挫折したスキャナーの設定も自分たちで工夫してやる

読取や、会計への取り込みで不具合があっても調べて、
なんとかうまくいかそうと工夫する

えらい違いでした。

~~~

これはPとDの人が違うだけで結果が違ってくるという一例です。

言われたことをやる

自分で決めて、やりたいことをやる
では結果が全然ちがう

PDCA自体が悪いわけじゃなくて、
計画【P】した人と、動く【D】人が違うことで成果につながりにくくなって
成果がでない場合に【C】で“計画がよくない”になるケースを見ると
そうじゃない可能性もあるのになって思います。

~~~

経営者の計画通りに進められる従業員はいない
なら、
経営者からトップダウンする計画だけを【正】とせずに
現場の従業員の「やりたい」を信じて託すことも取り入れるのはどうでしょうか?

もちろん、
託す前の準備は「これやって」と指示する何倍もエネルギーも時間も要りますが、
託せるようになると、想像もつかない発展があるかもしれません。

自分の想定よりできないこともあるし、
自分では想定できないことも起こる
ことを楽しめる経営者になりたい

今の僕は想定以上の時にはめちゃくちゃ喜べますが、
想定以下の時にモヤっとしちゃうので、
自分のモヤモヤも味わって
スタッフたちのもがきも楽しんでいけたらいいなぁと思っています。

税理士はもっと経営のパートナーになれる

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次