「給料の話をしない組織」は、健全なのか

あすなろでは、スタッフ全員の給料を公開しています。

ある時、スタッフからこんな質問が出ました。

「毛満さんの役員報酬は、なぜ高いんですか?」
「毛満さんがもっと担当持ったら利益でるんちゃいますか?」

いい質問やなと思いました。
こういう疑問が出てくる組織でありたいと思っています。

みなさんだったら、どう説明しますか?

・経営リスクを負っているから?
・借入の保証人になっているから?
・税理士の資格があるから?
・経営者だから?

僕は、こう説明します。
「この状況を作ったのが、僕だから」
です。

〜〜働いていないように見える「今」は、偶然じゃない〜〜

たしかに
今の僕は、直接的な仕事はほとんどしていません。

だから、そのスタッフから見たら
「仕事してないように見える」
それは、一部では当たっています。

でもこれは、サボってそうなったわけじゃありません。

僕はずっと、
自分がエースとして引っ張る組織ではなく、
スタッフ一人ひとりが考えて動く組織を目指してきました。

もし僕が、
・自分に仕事を集め
・自分が一番できる状態を維持し
・自分が意思決定しないと回らない組織
を作っていたら、

今とはまったく違う姿になっていたと思います。

「スタッフ一人ひとりが考え、動く組織」を目指してきた結果が、
今の“働いていないように見える僕”です。

ティール組織での理想の経営者は
「何もしないけど、いることに意味がある人」
と言われます。

だからこの質問が出た時、
「目指していた姿に、少し近づいてきてるのかもしれないな」
とも感じました。

ちなみに、
パートナーの矢里は、僕より顧問単価(売上)が高いです。

理由はシンプルで、
・人から頼られる関係づくり
・自分がお客様と関わる縁
を大事にして、そこに力を注いでいるから。

仕事もできるし、担当している顧客数も多い。

どっちが上とか下とかじゃなくて、いろんな形があっていい

その人の、その人らしい力を発揮する方法があって、
それを追求していくことが、その人にとっても会社にとっても付加価値になると思います。

〜〜スタッフには見えない「過去」の話〜〜

13年前に事業承継して、5年目くらいまではそのスタッフよりも少ない給料で
月450時間くらい働いていました。
時給換算すると510円くらい
労働基準法に当てはまらない経営者の特権を活用していました。

経営計画と月次決算から始まり、
会議コンサルしたり、
TOCを使ってのコンサルティングをしたり、

ここには書き切れないくらい数々のチャレンジをして、
チャレンジの数の5倍はうまくいかない困難を味わって、
悔しい思いを工夫して、
それでも懲りずに、諦めずに組織を創ってきました。

今も「ソース原理を使った組織づくり」を広める活動に取り組んでいて、
仕事の枠を大きく創り変えるチャレンジをしようとしている。

みたいな、
普段スタッフが見えない過去や、
僕の関心ごとを伝えることができます。

お客様と直接関係あるものだけが仕事じゃないかもよ
という話もできます。

この話に対しても疑問を持ってくれれば、対話することができます。

これが価値観を伝えあうということになるんじゃないかなと思います。

お給料の公開は
お給料というものを通して仕事の価値観を共有できる機会にできます。

お給料を決めるときに基準がいると思っている方が多いですが、
基準はあいまいでよくて、納得できるまで話し合ったらいいんじゃないかなと思います。

もし、話し合っても納得し合えないなら、
そのズレ自体が、会社が変わるきっかけになるかもしれない。

疑問を持たれるのは怖いですけど
疑問を持たれないようにしている方が、後々怖いかもしれません

税理士はもっと経営のパートナーになれる

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