スペインに旅行しました。
サクラダファミリアの見学にガイドさんをお願いしたのですが、そのガイドさんの話が面白かったです。
そのガイドさんはサッカーのコーチでスペインに来ている日本人で(ヨーロッパでサッカーのコーチを日本人がしてるってすごいことですよね)、日本とヨーロッパのスポーツの違いや文化が違うことで街並みや建物の作りが違うことを教えてくれて、すごく面白い時間になりました。
まず、サクラダファミリアに向かう地下鉄では、案内表記がすごく少ないことを教えてくれました。
日本と違って案内表記が少ないから、幼稚園児でも地下鉄に乗れるそうです。
面白いですよね
親切に案内を多くすればするほど、見る場所がわかりずらくなって、目的地に行くことが難しくなるんですね。
スポーツの違いを教えてくれたことが、考えるヒントが多くて面白いと思いました。
スペインでは、部活がなくチームに所属する形で、練習は週に二回か三回で、毎週末に公式戦が1試合あるそうです。
9月から6月はオンシーズンですが、6.7.8月はオフシーズンで子供でもクラブチームは休むそうです。
日本では毎日練習して、夏休みも冬休みも練習するのに、スペインよりサッカー弱いですよね。練習量では圧倒的に日本が多いにな。と思ったので、なんで日本の方がサッカー弱いのか聞いてみました。
いくつか原因を教えてくれて(昔、スポーツ誌に日本とヨーロッパのスポーツの違いを連載していたそうで、明確に説明してくれました)
◯スペインでは補欠はおらず、控えは試合に出る前提のメンバーで、そのメンバー以上にメンバーは増やさないそうです。1チーム最大18名くらいだそうで、日本の部活みたいに試合に出れずに応援要員になることはないそうです。
◯毎週末、公式戦で本気の試合をする。練習試合ではなく本気なので週に一度でいい。
◯三回の練習のうち一回は試合の疲れをとる練習、あとの二回は次の試合のための練習。前回の試合での反省点や次にすることを想定した練習をする。日本と違って練習のための練習はしない。
◯練習内容も、試合を想定して練習するので永遠に走らされたり、ウサギ飛びやフットワークなどの試合で使わないことはしない。スタミナをつける練習は、オーバーラップしてセンタリング、その後ボールを奪われた想定で戻る。ボールを奪って次の攻撃を想定してまた走る。みたいな練習をするそう。
それで、週に二回、三回の練習で、年に3ヶ月のオフシーズンがあっても日本より(試合で)強いんですって。
そういえば、昔中田と本田の対談で「日本人はテクニックはめっちゃある。でも試合では違う。」というような話をしていたなと思いました。
「なんのために」練習しているのか、目的がズレてると無駄なことも多いんじゃないかなと思いました。
スペイン楽しかった(^^)